第21号<特集 井伏鱒二−終戦まで> 平成7年12月10日発行

虚実皮膜                            長谷川泉
陸軍報道班員・井伏鱒二                     神谷忠孝
『山椒魚−童話』論                       松本武夫
『さざなみ軍記』管見                      廣島一雄
井伏鱒二「花の町」論−軍政下の遠慮と屈託            野寄勉
私の見た井伏鱒二−談話形式による告白              村松定孝
<研究資料>復刻「幽閉」・解題                 松本武夫

追悼》中河與一・橋本芳一郎
中河與一先生追悼の詞                      森安理文
与一先生と私                          高田芳夫
追悼・中河與一氏                        有山大五
追悼・中河與一先生                       馬渡憲三郎
中河與一−その無冠の死を悼む                  佐藤蘭石
橋本芳一郎氏より与えられた命題について             森安理文
橋本芳一郎先生を悼む                      千葉俊二
橋本芳一郎氏と芸術至上主義文芸学会−谷崎潤一郎研究を通して   竹内清己

自由論文
芥川龍之介「疑惑」と雑誌「風俗画報」−作品から作家への通路   河野基樹
芥川龍之介『犬と笛』論−話型形成からの物語           熊谷信子
堀辰雄『風立ちぬと』西洋絵画                  金英順
川端康成『眠れる美女』論−魔界との呼応             松浦和子
手紙、「直し」、<命>−宮本輝『錦繍』             二瓶浩明
柳田国男と折口信夫−『折口信夫を読み直す』によせて       穂積生萩
漱石の目指した読者操作−後期三部作から             小林美鈴
源氏物語「明石」考                       石附陽子
源氏物語「花散里」                       吉田憲恵
韓国における日本文学研究の成果と展望              權赫建

書評・紹介
久保田芳太郎著『漱石−その志向するもの』            山崎甲一
松本寧至著『越し人慕情 発見芥川龍之介』            笠井秋生
中田雅敏著『芥川龍之介 文章修業〔写生文の系譜〕』       伊藤一郎
保昌正夫著『横光利一見聞録』『七十まで−ときどきの勉強ほか』  石田仁志
古閑 章著『梶井基次郎研究』                  馬渡憲三郎
三島佑一著『谷崎潤一郎「春琴抄」の謎』             小林敏一
矢島道弘著『太宰治−法衣の俗人』                神田重幸
原 善著『秦恒平の文学−夢のまた夢』              奥出健
鈴木貞美編著『大正生命主義と現代』               庄司達也
佐藤郁子歌集『北国の向日葵』                  有山大五

 第22号  平成8年12月12日発行

井伏鱒二と埼玉小説群−戦後作品の原点『普門院さん』から『武州鉢形城』まで
                                   松本鶴雄
隆替する二つの世界−戦後の井伏鱒二                  槇林滉二
高見 順『死の淵より』論−日記を資料に                百瀬久
物語の仕組み−芥川龍之介「白」論                   熊谷信子
梶井基次郎「路上」論−書く意欲                    森晴雄
「それを言う代り」の文学−井伏鱒二『軍歌「戦友」』          野寄勉
「少女倶楽部」「少女の友」における川端康成(付・全集未収録文六篇)  深澤晴美
川端康成「寒風」の虚構                        五十嵐康夫
講演>海外日本における日本浪蔓派評価                神谷忠孝
裏方のひと−北野博美と折口信夫                    内海宏隆
『死者の書』と神々の死                        山之内朗子
源氏物語「澪標」考                          福本登基子

書評・紹介
田中実著『小説の力−新しい作品論のために』              馬渡憲三郎
松本鶴雄著『ふるさとの幻想−白鳥の世界』               島田昭男
大森盛和著『小説の位相』                       安田義明
石内 徹著『釋 迢空−人と文学』                   松坂弘
久保田修著『「春琴抄」の研究』/三島佑一著『谷崎・春琴のなぞ語り』  明里千章
神谷忠孝・木村一信編『南方徴用作家−戦争と文学』           有山大五
竹内清己著『センスの場所 近代詩散歩』                戸塚隆子
權赫建著『日本近代小説研究−夏目漱石を中心に』            金英順
松浦加古著『俳句随想集−白の神話』                  中田雅敏
詩という演技あるいは<自己>との交感−土倉ヒロ子詩集『長い夜のために』を読む
                                   星野光徳
穂積生萩著『折口信夫 虚像と実像』                  有山大五
菊地弘・田中実編『対照読解 芥川龍之介<ことば>の仕組み』      本田周成