第7号<特集 新興芸術派の再検討> 昭和56年11月10日発行

新興芸術派を回想する(写真)
新興芸術派文芸の史的位置に関する一つの考察      森安理文
「新興芸術派文学」成立の風土に関する覚書       馬渡憲三郎
作家論
龍胆寺雄−大衆文化としての文学            竹内清己
中村正常−反解釈としての風俗文学の誕生        大森盛和
吉行エイスケ−<モダニズムの旗手>管見        有山大五
浅原六朗                       林恵子
久野豊彦                       石附陽子
翁 久充                       富永秀子
岡田三郎                       安田義明
楢崎 勉                       城田慈子
加藤武雄−初期小説の問題・特に<故郷>離脱者の感傷  黒古一夫
雅川 滉−「芸術派宣言」についてのノート       岩田恵子
中村武羅夫                      土倉広子
聞き書
銀座の風俗は我々がつくった              龍胆寺雄
ナンセンス文学とは弱者の文学             中村正常
エイスケ氏はまあ一種の反逆児             吉行あぐり
「憑依」の不評が小説を断念させた           浅原かつ子
新興芸術派は、新感覚派の派生的存在だった       中河与一
未発表作品
女体沐浴                       中村正常
書簡
龍胆寺雄の浅原六朗宛書簡
資料
新興芸術派主要文献解題−付・新興芸術派主要雑誌一覧  石内徹
「新興芸術派文学」参考文献              佐野和子・吉田公子

書評
高田瑞穂著『大正文学論』               久保田芳太郎
折原脩三著『ひとつの親鸞』・藤井公明『樋口一葉研究』 竹内清己
升本順子著「シルクロードの女たち」          土倉広子

第8号<小特集 近代物語文学への思索> 昭和57年11月20日発行

『細雪』上巻の添削                      橋本芳一郎
宇野千代『おはん』論−<交叉季(ゆきあい)祭り>を視座として  有山大五
小杉天外『はやり唄』考−近代物語文学の視点から        安田義明
神西清『雪の宿り』論                     石内徹
佐藤春夫『田園の憂鬱』論−その憂鬱をめぐって         牛山まほか
森鴎外における美意識−『渋江抽斎』を中心にして        松崎八千代
  ※
室生犀星と川端康成(一)                   安宅夏夫
講演・新興芸術派文学運動の内面−父・中村正常の思い出と作品  中村メイコ
人間ボート                          中村正常
追想・チャボのすきやき−父 森本岩夫のこと          森本房子

紹介
森安理文著『永井荷風−ひかげの文学』             高橋俊夫
長篠康一郎氏の世界
 −・太宰治の心中シリーズ・と・太宰治文学アルバムシリーズ・を読んで
                               越次倶子
伴 悦著『岩野泡鳴−「五部作」の世界』            矢島道弘
大森澄雄著『私小説作家研究』                 有山大五