第11号<特集 続・近代風狂論> 昭和60年11月10日発行

釈迢空=折口信夫の風狂                   阿部正路
高橋新吉における「風狂」−「第四人称」をめぐって      神谷忠孝
北村透谷における「風狂」−「文園」の狭間で         槇林滉二
尾崎放哉                          岡田日郎
川端康成年譜の試み・昭和九年                平山三男
梶井基次郎の亡命・市隠・風狂                竹内清己
中国文学と風狂−玩籍、その人と時代             松田稔
井伏文学のこころ                      高田芳夫
土井虎賀寿                         長谷部紫紺
「一休」−その風狂                     野毛孝彦
亀田鵬斎における風狂と自由−荷風愛読の江戸漢詩人の肖像   高橋俊夫
花と風狂−「斬って花とする」立場から            中山尚子
  ※
「泥濘」論(梶井基次郎)−自分を眺める自分         森晴雄
川端康成「住吉」連作序説                  三宅晴美

書評
上坂信男著『虚往実帰−井上靖の小説世界』          有山大五
平山三男・森本穫編著『注釈遺稿「雪国抄」・「住吉」連作』  原善
小久保実編『論集堀辰雄』                  猪熊雄治
勝又浩著『求道と風狂』                   石内徹
槇林滉二著『北村透谷と徳富蘇峰』              神田重幸
久保田芳太郎・矢野道弘編『坂口安吾研究講座I』       高野良知


第12号<特集 作品への視点・文学史への視点> 昭和61年11月10日発行

「最上君の幻影」−迢空の未然思想を巡って            高橋渡
春琴抄−佐助犯人説私見                     永栄啓伸
「埋憂記」論−「山椒魚」への投射                松本武夫
秦恒平「清経入水」論                      原善
  ※
翻訳語によって成立した文学                   石内徹
文学の中央化から都市化へ                    安田義明
《資料紹介》
織田作之助著『初姿』                      関根和行

書評
森安理文著『文学論・漂白の意匠』                猪俣恵一
菊地弘・久保田芳太郎・関口安義編『芥川龍之介事典』       石割透
相馬正一著『評伝太宰治』                    神谷忠孝
曾根博義編『井上靖・福永武彦』−伸びのよい好奇心と認識力    竹内清己
長谷川泉・鶴田欣也編『「雪国」の分析研究』−<個性>の万華鏡  馬場重行
松本鶴雄著『深沢七郎論−民衆とは何か』             馬渡憲三郎
松本寧至著『中世宮廷女性の日記−「とはずがたり」の世界』    森安理文

紹介
たつみ都志著『ここですやろ 谷崎はん』             佐野和子
石内徹編『近代文学と折口学との参考文献目録』          小久保実

追悼・安田武氏
安田武さんのこと                        森安理文
その戦争文学論の位置                      有山大五