第13号<特集 芸術的近代派> 昭和62年11月10日発行

「芸術的近代派」命名の頃               長谷川泉
戦争と芸術的近代派                  神谷忠孝
中国新感覚派の浮沈と日本文学             呉福輝(陳生保訳)
梶井基次郎と川端康成−「川端康成第四短編集『心中』を主題となせる
 ヴァリエイション」をめぐって            馬場重行
梶井基次郎「蒼穹」論                 森晴雄
吉行エイスケ論−都市小説の一側面           古俣裕介
雑誌『である』主要目次と解題−モダニズム系雑誌の一側面
                           佐々木靖章
  ※
「山の音」論−生と死のゆきあひから          森安理文
《資料紹介》
谷崎潤一郎全集逸文「京都に寄す」           永栄啓伸
特別寄稿
マスコミと文学                    秦恒平
書評
高田瑞穂著『日本近代作家の美意識』          勝田和學
笹淵友一著『夏目漱石−「夢十夜」論ほか』       島崎市誠
山崎國紀編『自殺者の近代文学』            有山大五
阿部正路著『保田與重郎−主としてその戦後論』     馬渡憲三郎
原善『川端康成の魔界』・
森本穫『魔界遊行−川端康成の戦後』−魔界論のゆくえ  山田吉郎
追悼・高田瑞穂氏
高田瑞穂さんを悼む                  森安理文
悼・必然の人−感謝にそえて              竹内清己

 第14号<特集 続・芸術的近代派> 昭和63年12月10日発行

大正十二年の夕暮と白秋                    山田吉郎
「伊豆の踊子」−その魂の簒奪                 平山三男
堀辰雄と萩原朔太郎−そのモダニズム前後            竹内清己
中野重治『空想家とシナリオ』論                島崎市誠
石川淳 戦後の出発−「黄金伝説」における絶望について     高野良知
  ※
資料紹介
伊藤整「歯は微笑からこぼれる」                曾根博義
『文芸雑誌 ドノゴトンカ DONOGOO─TONKA』−主要目次・解題
                               佐々木靖章
  ※
中国における日本近代文学研究の動向−荷風作品の翻訳を終えて  譚晶華
<千代>を考える−谷崎文学と小田原事件            永栄啓伸
日野啓三の著書                        山内祥史
「禽獣」論−三つの構図をめぐって               榎本富士子
「禽獣」論−その「入子型」的構造を回って           深澤晴美

対談
研究と創作について                      村松定孝
                               森安理文

作品論
文学者の生活−有山大五歌集『冷明集』を読んで         森安理文
高橋渡氏の『犬の声』を読む−私信に代えて           馬渡憲三郎
呪詞<ひだるい>から詩語<ひだるい>まで−仁科 理詩集『異話』私論
                               有山大五
『眼科医物語』(庄司肇)読後                 高田芳夫

書評・紹介
高橋俊夫著『近代作家と<江戸>』               石内徹
永栄啓伸著『谷崎潤一郎試論−母性への視点』          小林敏一
村松定孝・泉鏡花研究会編『論集 泉鏡花』           石附陽子
石田幸子著『古典逍遥』                    佐野和子
遠藤祐著『谷崎潤一郎論』・浅田高明著『私論太宰治』      有山大五